どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
デジタルでイラストや漫画を描きたくて始めてみたけどなかなか慣れず苦労してる・・・つらい、なんてことないですか?

ということで今回は超初心者さん向けとして、【デジタルに早く慣れるコツ4選】を紹介します。
- 金額でなく【描きやすい】機材を選ぶ
- ペンタブの【クセ】を腕に覚えさせる
- ソフトの操作を【絞って】理解する
- 絵を【見せあえる場】に参加する

①金額でなく【描きやすい】機材を選ぶ

道具をもう買った人も多いでしょうが、デジタルお絵かきに慣れようと思ったら最初の機材選びは欠かせない重要ポイントです。
むしろここですべてが決まるというか、正しい選択すれば慣れるのも早いけどそうでないと無駄な遠回りになってしまう・・・なんてことになりかねません。
結論をいってしまうと本当の意味で描きやすい機材とは、アナログ時代となるべく同じ感覚で描けるモノということです。
そういったものを正しく選ぶか、全く未知の感覚に飛び込むかでも成長や慣れにかかる時間は大きく差がついていきます。
はっきり言ってしまえば上のような板タブよりも、下のような液晶画面付きの液タブやiPadなどのタブレットで描き始めた方が初心者さんは楽に進められることが多いでしょう。

そもそも板タブは直接描けない分、手元と画面の差異に慣れる余計な手間が生じます。でも液タブかタブレットならそのまま描き込めるんで、一般的に考えても慣れが早くなります。

板タブを使って描く様子
もちろん予算のことを考えて板タブ・・・というのもよくわかります、さらに絵を描く姿勢として板の方が楽な人もいるでしょう。ただし、デジタルに慣れていない初心者ならまずはデジタルそのものの不安要素を最大限取り除くことから始めるべきです。
そもそも絵を描くときの快適さや慣れの早さは、お金に代えられない要素です。板タブでムダに時間かけている間に他の環境だったらとっくに先の世界に進めていた・・・なんてことだって十分あり得ます。
すでに買っちゃったから板で頑張る・・・なんて人もいるでしょうが、もし今板タブでデジタルに慣れず苦労しててそれでもちゃんと描けるようになりたいときは液タブかタブレットへの移行も一度真剣に考えてみてください。

②ペンタブの【クセ】を腕に覚えさせる

デジタル機材を買って実際に描きだしたとき大きな壁となるのが、鉛筆やペンと違うペンタブ自体の感覚というか書き味になるでしょう。

対策としては上のような専用シートを貼ったり、板タブなら紙を置いて描く方法もあります。またペン先の芯を別タイプに変えることもできるんで、実際に買ったペンタブのカスタマイズなど色々調べてみてください。
そしてこの章の見出しにもなっている【ペンタブのクセ】を覚えさせるという話ですが、結局ペンタブで描くことって慣れ以外の近道がないんです。

最初は絵を描く以外にもペンタブでネット閲覧したり、文字や数字をひたすら落書きしてみたり・・・とにかくやり方は何でもいいのでデジタルで描く感覚を腕に叩き込んで違和感を無理やりにでもなくしていってください。

③ソフトの操作を【絞って】理解する

© CELSYS, Inc.
公式サイト:https://www.clipstudio.net/
デジタルで絵を描く以上は、基本的に何かしらのペイントソフトやアプリを使うことになります。
現在一般の人からプロまで一番使われているのが上の画像の『クリスタ』ですが、プロでも使うぶん機能が豊富で初心者さんにややとっつきにくいのも確かです。


ソフトの操作を覚えるコツは、まず最初に必要な部分にだけ絞って集中して学んでいくことです。
- 線を描く
- 描いた絵を消す
- 線を動かす
- 色を塗る
まずはこの辺に関連した操作だけわかればいいんで、実際に手を動かしながら身につけていきましょう。
といかくまずは初心者さんに向けて基本部分を発信してくれてるコンテンツをうまく利用して、最初に必要な部分だけをしっかり理解してしまいましょう。
基本さえわかれば、あとはあなたの好きな絵を描きながら必要に応じて便利機能の知識を新たに追加していけばいいだけです。



デジタルで描けるようになりたい、もっとクリスタを使いこなしたい、絵の悩みを誰かに相談したい…そんなときはどうぞ♪
④絵を【見せあえる場】に参加する

デジタルでのお絵かきがある程度できるようになったら、きっともっと上手くなりたいという気も大きくなってくるはずです。
そんなときは他の人の絵を見て刺激を受けたり、自分の絵を誰かに見てもらってアドバイスをもらえる環境に入ることで成長度合いも増していけます。
手軽なところだとSNSやイラスト投稿サイトが楽でしょう、必要ならもっと専門的な場を探してみてもいいかもしれません。

学びあえる場も刺激になります!
どうしていくかはあなたがこの先どのくらいまで成長したいかによるので、特に人に見せる必要なく個人的に楽しみたいだけならそこまでしなくてもモチロンOKです。
でもしっかり成長したいなら、描いた絵を人目にさらすことは不可欠ともいえます。

まとめ

今回は【デジタルに早く慣れるコツ4選】を紹介しました。
- 金額でなく【描きやすい】機材を選ぶ
- ペンタブの【クセ】を腕に覚えさせる
- ソフトの操作を【絞って】理解する
- 絵を【見せあえる場】に参加する
まだ試してないことがあれば、少しずつでも取り入れてみてください。慣れて楽になれば、今よりもっと絵を描くのが楽しくなるはずですよ。