どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
・・・新型のアレの影響で日本全国に緊急事態宣言が出された現在、絵の仕事の業界はどうなっているんでしょう?

ということで今回は自分自身の鹿児の経験も踏まえつつ、今も会社勤めで絵の仕事に関わってる元同僚たちに直接聞いた話を参考に絵を描く仕事のテレワークの現状をまとめます。

絵やイラストを描く仕事自体は、テレワーク可能なのか?

絵を描く仕事の一社員なら、上司に仕事を振ってもらって日々の作業を進めるという形が多くなります。
基本的にはその状況を家でこなせる形にさえできればいいので、基本的にテレワークで問題ない人が多いでしょう。

絵を描くことが仕事の人は会社でも基本黙々と描いているので、家で仕事できるなら通勤もないし願ったり叶ったりという人は多いかもしれません。
作業環境も絵の仕事をする人はプライベートで描く人が多いので、もともとパソコンなどのデジタルイラスト環境も備わっているでしょう。
そもそも作成している画像データを共有して確認し合うために社内でチャット系ソフトを使ってることも多いので、ミーティングなどをオンラインにするだけで済むのが実態です。

絵の仕事といっても、マネジメント側の人たちは出社するケースが多い?

一般的な作業者でなく管理したり指示をする立場にいる人は、テレワーク自体の準備を整えたり会議のために出社せざるをえないケースもあるでしょう。

でも別の人は管理職の立場だからという理由で、テレワークにならず千葉から東京まで出社し続けてる人もいたりします。
会社ごとの考え方で変わる部分ですが、100人以上を管理する立場でもできてるわけだからできないのは言い訳ではないかというのが率直な感想です。
絵の仕事は実際問題、作業者でも管理者でも完全テレワーク化は不可能ではありません。

ただし、仕事量は会社の立場によってかなり増減がでてくるはず・・・

実際2020年春のような状況になると、会社の業務のジャンルやメーカー/下請けかでも仕事の量はかなり変わってくるはずです。

2020年4月現在遊技機はホールへの自粛要請でメーカー側もこれからキツくなりそうですが、一方スマホゲームはステイホームが叫ばれ巣ごもり需要も高まっているためかなり売上が上がっているそうです。
何を媒体としている絵の仕事かで、まったく状況は変わります。
たとえば勤め先がメーカー側なら自社が商品を作るかぎり仕事はあるでしょうが、商品次第では売上が落ちて⇒仕事が減り⇒リストラにつながっていく可能性だってあります。

メーカーではなく仕事をよそからもらっている下請け的企業なら、クライアントの業績や状況次第で仕事があるかどうかは大きく左右されます。自社でコントロールできないと立場的に弱くなります。
ただ下請けだからこそ仕事をかき集めればしのげる面もあるので、メーカーがいいか下請けが有利なのかはなかなか一口で言い切れない要素ともいえます。
2021年以降、会社づとめで絵を描く仕事のあり方はどうなるのか!?


それが今回、よくもわるくも実現したことで今後の働き方についてそれぞれ考え出す契機になったはずです。
- 家で会社の絵の仕事をすすめることは可能だった
- 不要な業務(雑務・通勤)は実はかなり多かった
- 家で絵の仕事をすることのメリット・デメリット
- ・・・・・・
様々な観点から、多くの人たちがあらためて考える機会になったでしょう。
今の状況が落ち着いたら単純に前と同じ状態に戻す残念な会社も一部あるでしょうが、さすがに今回ばかりは働き方を変える会社もそこそこ出てくるはず(・・・と思いたい)です。
実際自分も個人事業主として独立してからは家でスマホゲームのアートディレクター業務をしたり絵を描く仕事もしてきましたが、特に何も不都合はありませんでした。

まとめ

今回は病気がきっかけとなりましたが、絵の仕事に限らず多くの人たちが今後の働き方を考えるタイミングになったでしょう。
世の中が大きく動こうとしている以上、会社が倒れてもひとりでやっていけるくらいの道筋を作りながら進めていく人だけが生き残れる時代になっていくんじゃないでしょうか?
きっとこれまで以上に、どんな状況でも対応できる柔軟な姿勢と視野が必要になっていくはずです。

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