どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
イラストレーターとして成功したいと思うなら、才能だけでは不十分でその他にも最低限のスキルと努力が必要です。
この記事ではイラストレーターに向いている人の特徴と、イラストレーターになるための必要な要素について長年絵の仕事で勤めた経験も踏まえて紹介します。

そんな目標があるなら、しっかり検討して進めましょう
①創造性が豊かである

イラストレーターとして成功するには、創造性はとくに欠かせない要素の一つです。創造性が豊かな人は独自のアイデアを形にしやすく、クライアントや観客を魅了するアートワークを生み出すことができます。
創造性が豊かな人はアイデアを形にする力が強いため、クライアントからの依頼に応えるのはもちろん自分自身のアートワークを制作することにも向いています。
イラストは伝えたいメッセージやストーリーをグラフィカルに表現することが求められる仕事ですが、創造性が豊かなら伝えたいメッセージやストーリーを独自の視点や表現力を持って表現することができるでしょう。
さらに創造性が豊かな人はそもそもクリエイティブな考え方を持っているため、新しい手法や技術も基本的に習得しやすいものです。
イラストは一度の制作で複数の要素が必要とされます。色彩や構図、線画などもそうです。創造性が豊かな人はこれらの要素を独自の視点で表現できるだけでなく、同時に新しい技術や手法にも積極的にチャレンジすることが可能でしょう。
イラストには、独自のアイデアや表現力が必要です。創造性が豊かな人は、自分なりの視点や表現力でメッセージやストーリーを表現することができるため、クライアントや観客に強い印象を与えることができます。

②芸術的なバックグラウンドを持っている

イラストレーターになるためには、芸術的なバックグラウンドを持っていることは当然大きなアドバンテージになります。
ただ現在イラストレーターになるにはアナログからデジタルへの移行はほぼ必須です。アナログの描画技術を持っている人でも、イラストレーターになるためにはデジタルツールの使い方も身につける必要があります。

仕事の面でもスキルアップを続けることが必要です。クライアントからの依頼に応えるには、コミュニケーション能力が求められることも多いでしょう。
さらに自分自身のスキルや作品をアピールするために、WebサイトやSNSなどで公開することでクライアントやファンを獲得することも最近は有効な手段となっています。
以上のように、芸術的なバックグラウンドを持っている人がイラストレーターになるためには、
- イラストレーションに関する基本的なスキルを磨くこと
- デジタルツールの使い方を身につけること
- コミュニケーション能力やプロジェクトマネジメントのスキルを習得すること
- 作品を作成してSNSなども活用して自己アピールすること
・・・などが必要といえるでしょう。これらのスキルを磨くことで、イラストレーション制作に活かすことができます。

③継続的な学習とスキルアップをはかっていける

イラストの世界はテクニックやスタイルが多種多様で日々進化しているため、イラストレーターとして活躍するには継続的な学習とスキルアップが必要不可欠です。
イラストレーターとしてのスキルは一度身につけたらそれで終わりではありません。クライアントの要望や市場のニーズが日々変化しているため、自ら学習し続ける姿勢が求められます。
デジタル技術の発展によって新たな描画ツールや技法が生まれ、独自の表現方法を確立することができるようになりました。積極的に新しい技術や手法を学んで表現方法を開拓することで、より多様なクライアントニーズに応えられるようになるでしょう。

そんな状況下では自分なりのアイデアや表現方法を持つことで、他のイラストレーターと差別化し、クライアントの注目を集めることも必要になるでしょう。
さらにイラストは1枚にかかる制作過程が長く、技術やセンスに加えて締め切りに向けてのプロジェクトマネジメント能力も求められます。
イラストレーターの作品制作においては、納期管理やクライアントとのコミュニケーション能力も必要です。これらのスキルを身につけておくことで、クライアントからの信頼を得て何度も仕事を依頼されることにもつなげられるでしょう。
継続的な学習とスキルアップがイラストレーターになるための必須条件である理由として、イラストレーションの制作プロセスが日々進化していること挙げられます。
例えば、AI技術です。
2022年からはAIを用いたイラスト制作がはげしく注目を集めていて、AI技術を取り入れた作品も実際に増えています。このような新しい技術に対応するためには、学習し続けることが不可欠です。
継続的な学習とスキルアップはイラストレーターになるための必須条件であるだけでなく、イラストレーターとして活躍するためにも欠かせません。スキルアップについて常に意識を持ち学び続けることで、自分なりの表現力や感性を磨きクライアントからの信頼や評価を得ることができるでしょう。

絵の仕事につくための技術がまだまだ不足してると感じるなら、一般向けのイラスト講座などの場も活用しながらしっかり腕を磨いておく必要があるでしょう。
講師のサポート体制まで整っていて人気の講座を例として紹介しておくので、ひとりで上達できないと苦しいときには参考にしてみてください。

©2021 Human Academy Co., Ltd. All Rights Reserved.
公式サイト:https://human-yakan.com/
専門学校「ヒューマンアカデミー」が一般の人向けに運営している『イラスト・キャラクターデザイン講座』は講師からアドバイスをもらいながら絵の描き方を学んでいけるので、独学のような不安や心細さも少なく進めていけます。
通い以外に、最近はオンラインの『通信講座』が多く利用されています。自由なタイミングで学べるため、仕事が忙しい人でも好きなペースでイラストの技術を伸ばしていくことが可能です。受講終了後も教材が手元に残り内容もDVDで確認できるので、苦手な部分も克服していきやすいでしょう。

※教材も充実しています
学校運営だから当然かもしれませんが、絵の基本からデジタルスキル・キャラクターデザインなどイラストを描いて楽しむ技術・知識をここまで一通り身につけられる講座はそうありません。独学でムダに遠回りせず、早く着実に絵がうまくなっていきたい人に特におすすめです。
④コミュニケーション能力が高い

イラストレーターとしてのキャリアを成功に導くためには、実はコミュニケーション能力が非常に重要です。
そもそもイラストレーターはクライアントの要望や意見を汲み取りながら制作を進めていくため、最低限のコミュニケーション能力が求められます。

コミュニケーション能力が高ければクライアントとのやりとりにおいて、適切なタイミングで正確な情報を伝えることができます。報告や連絡・相談がスムーズに進むことでニーズを正確に把握して、必要とされるイラストレーションを確実に制作することができます。
またクライアントからのフィードバックを的確に受け止め、修正点を迅速に反映することもできるでしょう。依頼側の要求に応えることができるよう、常にコミュニケーションを密にとり信頼関係を築くことがきわめて重要です。

さらに企業におけるイラストレーションの制作にはディレクターやプロジェクトマネージャーなど多くの人々が関わるので、チーム内でのコミュニケーションが円滑に進めば制作の効率が上がってより良い作品を制作することにもつながります。
描き手も状況に応じて意見を明確に表現できたほうがチーム内での議論や調整に貢献できますし、他の人々からの意見にも耳を傾けフィードバックを受け入れられたらより良いチームワークが築けるでしょう。
企業との関わり以外でも自分自身が作成したイラストを広く紹介することで、自己ブランディングや新規クライアントの獲得につながります。
その際ポートフォリオの充実やSNSを活用したマーケティングが必要になりますが、コミュニケーション能力が高ければ制作したイラストレーションを見込み客に魅力的に紹介して信頼関係を築くこともできるはずです。

⑤熱意と粘り強さがある

イラストレーターとしてのキャリアを追求するためには、熱意と粘り強さも重要です。
イラストレーションは技術やスキルだけでなく創造性やアイデアを求められる分野です。熱意と粘り強さがあれば、目標や夢に向かって努力を続けることができるでしょう。

次に、熱意と粘り強さがある人はスキルアップや向上心を持っています。イラストは継続的な学習と実践が必要な仕事ですが、熱意と粘り強さがあるならスキルアップや向上心を持ち続け新しい技術や手法にチャレンジし続けることができるでしょう。
またイラストレーターにはマインドセットも重要です。
イラスト制作は才能や技術だけではなく継続的な努力や向上心以外にチャレンジ精神が求められる分野なので、熱意と粘り強さがあれば挑戦を恐れず常に新しいことにチャレンジできます。
しっかりとしたマインドセットがあることで、より高いクオリティのイラストレーションを制作してイラストレーターとしてのキャリアを追求し続けられるでしょう。
仕事についた後も継続的な努力や向上心を持ち続け、自分自身の目標や夢に向かって取り組むことが、イラストレーターとしてのキャリアを追求するためには欠かせない要素となります。

まとめ

イラストレーターになるには、絵の才能だけでは十分ではありません。
創造性、学習意欲、コミュニケーション能力、熱意、粘り強さ・・・など多くの要素が必要です。
でもそもそもイラストレーターに向いている人であれば、これらの要素を備えた上でより早くスキルアップして成功に向かって歩みを進められるでしょう。

▼次はこちら!
イラストレーターになるには?スキル・収入・近道まで絵のプロ目線で紹介!