どうも、元ゲームイラストアートディレクターのハシケン(@conteanime)です。

そんな人ならきっと一度は『イラストレーター』になることを夢見たんじゃないでしょうか?
実際今はかつてほどイラストで収入を得ることは狭き門でもないので、方法さえちゃんと知って進めていけば意外と不可能でもないんです。
ということでこの記事では長年絵の関連の仕事をして独立した立場も踏まえて、大人になってからイラストレーターを目指すことはできるのか? そのためにはなにをすればいいかを詳しく紹介します。

目次
イラストレーターに年齢制限はある? ない?

まずそもそもイラストを描く仕事に年齢制限はあるのかについてですが、基本的にはありません。
特に会社に属さずフリーでやるなら、ニーズのある絵さえ描ければ一切問われることはありません。
ただ、社員として働きたい場合はどうしてもある程度のハードルが存在します。特に過去完全未経験からイラストレーターというのは、よほどの技術がないと厳しいでしょう。
逆に、スキルさえしっかりあるなら年齢がある程度いっていても可能性はありえます。

そのような考え方なら、何歳からでもイラストで収入を得ることは不可能ではありません。
でも会社勤めとして考える場合は、他の職業の未経験中途採用のように30歳あたりがギリギリのラインと考えておいたほうが無難でしょう。
大人になってからイラストレーターを目指すメリット・デメリット

ではここからは、大人になってからイラストレーターを目指す場合のメリット・デメリットをおさえていきましょう。
メリット
- 長年抱えていた夢が実現できる
- 絵を描いて生きていける(収入を得られる)
- クリエイターと呼ばれる人になれる
- 描いた絵・キャラで、不特定多数の人に楽しんでもらえる
自分の描いた絵が人に喜ばれて対価である収入が得られるのは、やはり素直に嬉しいポイントでしょう。

デメリット
- 絵が仕事になることで絵が嫌いになる人もいる
- 思ったより稼ぎが上がらない場合も
- 年齢的にどこまで頑張れるのか不透明
趣味で絵を描いてるうちはいいですが、いざ仕事にしてしまうと常に納期に追われ描きたくないものでも描く状況になるので絵が嫌いになってしまう人もいないではありません。
また想定より収入につながらなかったり、遅咲きということで年齢も平均より上だと上達の幅も少なくその先何歳まで描いていけるのか・・・不安も多くなるかもしれません。

イラストの仕事ができる力をしっかり身につける3つの方法

イラストでこれから収入を得たいなら、絵のスキルがある程度ないとそもそも話にもなりません。
どんな形でイラストの仕事をするにせよ、まず下地をしっかり身につけておくための方法を3つに分けて紹介します。
①独学や無料の手段で頑張る
まずはオーソドックスに、あなた自身でひたすら頑張る方法です。
今はネットで無料の上達方法も多く見られるので、参考になりそうなサイトを利用して進めるのもいいでしょう。
また最近はYouTubeなどでイラストのハウツー動画をアップしているイラストレーターさんも増えているので、好きな絵柄の人を参考にするのもおすすめです。
②イラスト関連の専門学校に通う
今の絵の技術にあまり自信がなく一度誰かに教わってみたい、就職活動もバックアップしてほしい・・・というなら王道の『専門学校』を使うのもありでしょう。
公式サイト:https://ha.athuman.com/
もちろん働きながら昼の学校に通うのは難しいでしょうから、全国に校舎があり夜間・土日や通信講座で授業を開催している『ヒューマンアカデミー』のような学校だと使いやすいかもしれません。
実際今は絵の仕事に転職するために専門を利用する社会人も増えているので、興味があればまずは資料請求をして詳細を比較検討してみてください。
★専門学校についてより詳しく知りたいときは、イラストレーター専門学校おすすめ15選!絵を仕事にする近道はどこだ?も参照して下さい。
③イラスト通信講座を使う
イラストの技術を身につけたいからって学校に通うことはさすがに難しい・・・そんな人にちょうどいいのが、通信タイプの『イラスト講座』を活用する方法です。
イラスト・キャラクターデザイン講座公式サイト:https://human-yakan.com/
家で好きな時間に学べるので、仕事の落ち着いているときやスキマ時間などあなたの自由なタイミングとペースで必要なイラスト技術を伸ばしていけるでしょう。
特にここ2年は感染拡大の影響もあって通信講座の数が非常に増えています。選択肢が多いぶんいいものを選ぶ目線も必要ですが、学校同様まずは幅広く案内資料を集めて詳細を確認して下さい。
★講座に関してはイラスト講座おすすめ20選!デジタル初心者こそオンライン/通信でうまくなろうで詳しくまとめているので、必要な際は参考にして下さい。
イラストレーターとして生きる3つの道

さいごに、実際これからイラストレーターになって絵を描いて生きていこうとしたときの方向性を3つに分けてまとめます。
今働いているならその仕事をやめてイラストを描くのか、仕事をしたまま副業的に描くのか・・・判断は人によって様々でしょう。

①SNSやプラットフォームに投稿していく
今の仕事をしたまま、まず趣味の一環として始められる安全な道です。
TwitterやInstagramなど、イラストを投稿しやすいSNSを使って好きなものを描いてどんどんアップして発信していきましょう。うまくすればそこから気に入られて、仕事につながることもありえます。

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ココナラ公式サイト:https://coconala.com/
また、上のココナラなどスキルを商品・サービス化できるサイトに登録してあなた自身で展開したいものを販売してみると売り方ややり取りの勉強にもなっていいかもしれません。
SNSもサイト登録もリスクは少ないので、今の仕事をした安全な状況のままイラストで収入を得ることをめざしたいときに向いています。

②フリーランスとしてイラストの仕事を受ける
いわゆるソシャゲのカードイラスト系などは、イラストの請負会社にイラストレーターとして登録しておいて話が来るのを待つのが主流です。他にも、あなた自身で絵の仕事を探して受注に動く・・・つまり営業する手段もあるでしょう。
①とは違い、フリーランスでイラストレーターとして活動する生き方になります。完全にイラスト専属を仕事にしていく道です。
ただ当然ながら、簡単に絵の仕事が続くほど甘い世界ではありません。何よりある程度のスキルがないことには、登録や営業してもどうにもならないのが実情です。人脈もないと余計にきつい道です。

③社員イラストレーターになる
現在どこかの会社などで働いているなら、転職や中途採用の枠でイラストが仕事の企業に挑戦するという流れです。
あなた自身の描いた絵をポートフォリオとしてまとめて履歴書・職務経歴書とともに面接を申し込み、採用されたら晴れて社員イラストレーターとしての道がひらけます。
・・・とはいっても未経験である程度の年齢から始めるのはやはりなかなか難しいのが実情です、特に新卒ではなく中途採用だと相当のスキルが無いと生き残りも苦しくなるでしょう。
ただ面接を受けること自体は今の会社に勤めたままでもできることなので、安全な状態をキープしたままいろいろな会社に応募して感触をみるのはいい経験になるはずです。

それまではいきなり今の会社を飛び出すなど、危険なことはくれぐれも行わないように注意して下さい!
まとめ

実際今は、イラストで収入を得るために様々な方向性が考えられます。アイデア次第でなんとかなる時代とも言えますし、個人のセンスで収益化をはかることはいくらだって可能です。
だからこそ、大人になって絵を描いてお金を得たいならなるべく危険のない道を選んで下さい。あえて背水の陣を取って、失敗して・・・人生に取り返しがつかなくなっては意味がありません。

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