どうも、アートディレクターのハシケン(@conteanime)です。
昔から気になってる事があって・・・最近、とある地下鉄に乗って改めて実感しました。
6人なのか、7人なのか、実に中途半端な幅で座席が作られてる電車が気になって気になって仕方ないわけです。
電車の座席幅の基準はどうなっているの?
そもそも基準はどうなっているのか、まずそこから考えてみましょう。
かつては『普通鉄道構造規則』(2002年廃止)の中で、座席数を車両定員の3分の1以上、かつ1人当たりの着席幅を400mm以上とすることが規定されていた。国鉄時代は約430mmに設定していた。この規定はJR東日本の6扉車導入を機に廃止されたが、そうした特殊な例をのぞけば2000年代以降もおおむね守られている。
1人当たりの着席幅は体格向上に応じて拡大の傾向にあり、最新の車両では450mmから480mm程度である。
※wikipediaより引用
きっちり決まってると言うよりは、路線によって適宜決められてると考えた方がよさそうです。
ただ数字としては判りやすいものが出てきました。古いものは430mm、今は450~480mmということのようです。これを踏まえて見ていきましょう!
路線や車両の種類ごとに座席幅はどれだけ違うのか?
ちなみに自分の最寄はつくばエクスプレスという割と新しめの路線なんですが、基本的に問題なく座れるサイズなんですね。
ためしにつくばの座席の幅を見てみると・・・
おや? 特にそんな数値は見当たらないですね・・・
まさか、他の路線もデータってないのか!? 半蔵門線は―――
座席は1人分の掛け幅が430mmのロングシートであり、新造当初は濃い赤色でピンク色の区分柄の入った座席モケット、優先席は青色でシルバーライン入りの座席モケットであった。その後、2000年代に入り、ラインカラーでもある紫色(優先席は青紫色)でプリント柄の区分柄入りへの交換が実施された。
※wikipediaより引用
430mmと書いていますね、データあってよかった・・・。む、武蔵野線はどうだ?
内装のカラーリングは白色をベースカラーにし、床敷物は茶色系の砂目柄入りとした。座席モケットの色柄は路線によって異なるものである。座席構造は209系以来の片持ち式バケット構造であるが、1人あたりの座席幅がE531系と同一の 460 mm(201系は約 430 mm、209系は約 450 mm)に拡幅され、座席自体も座布団の厚みをアップさせたほか、クッション材にSバネの入った柔らかいものに改良された[2]。
※wikipediaより引用
古いものは430mm、新しいものは450mmということでしょうか。
これではっきりしました。同じ路線でも狭い幅の座席と広いものがありますが、それは車両の古い新しいに大きく依っているようです。
結論として、やたら狭く感じる座席の基準は430mmタイプなんだと思っていいんじゃないでしょうか?
43cmと45cmの2cm差でそんな変わるかという気もしますが、2cmかけることの6~7人分だと一つの長椅子(ロングシート)で12~14cmプラスされるかされないかということなので結構差が出てくるのも実感という気がします。
せっかくだから電車内の通路の横幅の話もこの際しておきたい・・・
・・・ちなみに座席の幅の差と同様、車両ごとに大きく違うのが座席と座席の向かい合わせの間のいわゆる通路の幅です。
基本的には車体の幅自体に依る話という感じですが、前述のつくばエクスプレス(TX)のデータを見てみます。
車体は片側4か所の両開き客用扉を有する。車体のサイズは全長20m・幅2950mm級で、その幅は日本の軌間1067mm路線の中では最大級、いわゆる「幅広車体」を採用している。
※wikiより引用
実はこれ、使ってる側からすると本当納得と言う感じで最初にTX乗った時にこの幅って本当に広く感じたんですね。
TXが出来るまでは自分の最寄駅の北柏という所には千代田線という路線しかなかったんですが、TXに乗ってからは千代田線の狭さにうんざりしてどこに通勤しようと意地でもTXを使うようになりました。
車体の幅が狭いと自然通路の幅も狭くなり、その路線が混むのであればなおさらしんどくなるわけです。ただ、地下鉄なんかだと車体の幅も簡単に広く出来ないでしょうし色々難しいところがあるんでしょう。
さいごに、
昔からの疑問も、ググったりウィキったりするとすっきりしてしまう典型的な事件でした。でも調べようと思えばちゃんと調べられて理由を知れるんだからいい世の中ですね。
辞書と百科事典とか使ってた時代に比べて若者の調べる能力離れとか言われたりするかもですが、今さら過去には戻れないですし最新のデータが拾えるという意味ではメリットも大きいのかも?